甘酒の種類 | 酒粕と米麹にはどんな違いが?

意外と知らない甘酒の種類 | 各々効果も違うから要チェック!

甘酒は1つじゃない!2種類あるって知ってました?

 

酒粕

甘酒の酒粕

米麹

甘酒の麹


 

甘酒には種類があるって知ってましたか?「当然知ってる」という人も多いと思いますが、「甘酒なんかめったに飲まない」という人は意外と知らない事も多いです。(というか、成人過ぎてから甘酒本格デビューした私は、いい大人になるまで知りませんでしたのでそう思いたいです。)

 

でも、種類と言ってもシンプル。酒粕(さけかす)から作られるものと米麹(こめこうじ)から作られるものの2種類のみです。

 

これらは、使う材料と作り方が違っていて、それぞれに特徴があり、含まれている栄養も違うので、最近話題の「甘酒のダイエットが気になる」、「健康のために甘酒をはじめよう」なんて人は、違いを知って生かしていただきたいと思います。

 

 

まず、酒粕の甘酒と米麹の甘酒の違いを簡単に

甘酒原料

 

酒粕からつくられる甘酒と米こうじからつくられる甘酒の違いを簡単にまとめると、こんな感じになります。

 

酒かす甘酒

米こうじ甘酒

原材料

酒かす

米とこうじ(麹)

アルコール分

あり(約8%)

なし

甘味

なし

あり

カロリー(100g当たり)

227kcal

286kcal

価格

米こうじと比べて安い

酒かすと比べて高い

 

 

酒粕(さけかす)からつくられる甘酒の特徴

 

酒かす

日本酒をつくるときに出るしぼりカスが酒粕ですが、これを水やお湯に溶いてできるのが酒粕の甘酒です。

 

酒粕には甘みがないので、普通は砂糖を加えて飲みやすくします。上の表のカロリーは、砂糖を加えていない状態の数値ですので、加える量にもよりますが砂糖を加えると酒粕甘酒の方がカロリーは高くなります。

 

酒粕からできているので、微量のアルコール分を含んでいるのも特徴で、お酒が苦手な人やお子さん、妊婦さん、それから運転前などは注意が必要です。

 

⇒【甘酒はお酒?それともソフトドリンク?飲酒運転に注意

 

酒粕甘酒を80℃以上でしばらく熱してしまえば、アルコールはほとんど飛びますが、そうすると熱に弱い有益な成分が、効力を失ってしまうので、そういう飲み方はおすすめできません。
温めて飲む場合でも、酒粕に限らず甘酒はどんなものでも、50℃以上にはならないようにして飲みましょう!

 

⇒【甘酒は温めすぎると効果がなくなるってホント?

 

 

米麹(こめこうじ)からつくられる甘酒の特徴

 

こうじ

米(お粥)に麹(こうじ)を加えて発酵させてできるのがこの甘酒です。

 

発酵の過程で米のでん粉が変化して、主にブドウ糖という甘味に変わるので、砂糖を加えなくても自然な甘みがあり、アルコール分は含んでいないのが特徴です。

 

どちらの甘酒も材料を買ってくれば、自分で作ることができますが、米こうじ甘酒は手間がかかる上、普通は酒粕と比べると高くなってしまいます。

 

 

上の表を見ると、「甘酒って結構なカロリーあるな〜」と思われるかもしれませんが、これはあくまで固形の状態のカロリーです。甘酒にする時はどちらも水を加えてのばすので、米こうじの甘酒で81kcal(100mlあたり)くらい、酒粕甘酒の方は、加える砂糖の量によって81kcalプラスアルファのカロリーになります。

 

 

 

もっと詳しく!酒粕甘酒と米麹甘酒の栄養にはどんな違いが?

甘酒の違い

栄養素の違いを詳しく比較すると下の表のようになります。表では成分量の多い方をわかりやすいように赤くしています。一つ一つの数値をじっくりと見る必要はありません

 

ポイントだけ説明すると、酒粕は、米こうじに比べて、タンパク質、食物繊維が豊富で、ビタミンの濃度が濃いことがわかります。

 

対して米こうじは、酒粕に比べ、ビタミンもミネラルも種類が豊富だということがわかります。

 

 

【酒粕と米麹の栄養素比較】

三大栄養素(100g当たり)

酒かす

米こうじ

タンパク質

14.9g

5.8g

脂質

1.5g

1.7g

炭水化物

23.8g

59.2g

ビタミン類(100g当たり)

酒かす

米麹こうじ

ビタミンE

0.2mg

ビタミンB1

0.03mg

0.11mg

ビタミンB2

0.26mg

0.13mg

ナイアシン

2mg

1.5mg

ビタミンB6

0.94mg

0.11mg

葉酸

170ug

71ug

パントテン酸

0.48mg

0.42mg

ビオチン

4.2ug

ミネラル類と食物繊維(100g当たり)

酒かす

米こうじ

ナトリウム

5mg

3mg

カリウム

28mg

61mg

カルシウム

8mg

5mg

マグネシウム

9mg

16mg

リン

8mg

83mg

0.8mg

0.3mg

亜鉛

2.3mg

0.9mg

0.39mg

0.16mg

マンガン

0.74mg

セレン

2ug

モリブデン

48ug

食物繊維

5.2g

1.4g

出典:文部科学省【食品成分データベース】

 

この表を見せられても、「それで?結局大事なところはどうなの?」という風に感じる人が多いはずです。「うん、うん、大体わかりました。」というのは専門家くらいです。

 

ここからは成分表には書かれない重要な要素や効果について説明します。はじめに、酒粕の甘酒でも米麹の甘酒でも、どちらでも摂(と)ることができる栄養素について。

 

 

 

甘酒に共通して含まれる重要な栄養素とは?

 

  • 100種類以上の酵素がとれる
  •  

  • 9種類の必須アミノ酸がすべてとれる
  •  

  • 豊富なビタミンB群がとれる
  •  

  • 食物繊維もとれる

 

100種類以上の酵素

甘酒をつくる際に使う麹(コウジ)菌は100種類以上の酵素をつくり出します。

 

9種類の必須アミノ酸

人の体内ではつくることができず、外部から取り入れなければいけないアミノ酸を必須アミノ酸といい、全部で9種類ありますが、甘酒にはその9種類すべてが入っています。

 

豊富なビタミンB群

酵素の働きを助け、お肌の調子を整えるのにも必須なのがビタミンB群です。全部で8種類ありますが、甘酒にはビタミンB12以外すべて含まれています。

 

食物繊維

便秘解消や腸内環境を改善するのに有効な食物繊維も甘酒には含まれています。

 

 

これらが酒粕の甘酒、米麹の甘酒に共通して含まれるお役立ち成分です。

 

 

 

甘酒の共通点

 

 

酒粕の甘酒にしか含まれない重要な栄養素

 

  • アルブチン
  •  

  • スフィンゴ脂質
  •  

  • フェルラ酸
  •  

  • レジスタントプロテイン
  •  

  • 清酒酵母

 

アルブチン、スフィンゴ脂質、フェルラ酸

アルブチンには美白効果、スフィンゴ脂質には保湿効果、フェルラ酸には抗酸化作用があります。
甘酒の美肌効果や抗酸化作用について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒【とにかくお肌を白く綺麗に保つのに甘酒がおススメな理由とは?
⇒【甘酒にはすごいアンチエイジング成分がふくまれている

 

レジスタントプロテイン

レジスタントプロテインは特殊なタンパク質で便通の改善に効果があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒【甘酒がお通じを良くする効果があるって本当なんでしょうか?

 

清酒酵母

清酒酵母は酒粕の元である日本酒をつくる際にできる成分で睡眠と深い関係があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒【甘酒はエナジードリンク?疲労回復効果は本当か?

 

 

 

米麹の甘酒にしか含まれない重要な栄養素

 

  • オリゴ糖
  •  

  • 水溶性食物繊維
  •  

  • ブドウ糖
  •  

  • エルゴチオネイン

 

水溶性食物繊維、オリゴ糖

水溶性食物繊維やオリゴ糖は、腸内環境を整える善玉菌を増やすエサとして使われます。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒【甘酒がお通じを良くする効果があるって本当なんでしょうか?

 

ブドウ糖

ブドウ糖は、オリゴ糖も含め米麹の甘酒の自然な甘みの元になっている糖類で、即エネルギーとして活用できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒【甘酒はエナジードリンク?疲労回復効果は本当か?

 

エルゴチオネイン

エルゴチオネインは、アンチエイジングに効果のある最強の抗酸化物質としてテレビでも紹介されたこともあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒【甘酒にはすごいアンチエイジング成分がふくまれている

 

 

 

 

あまざけイラスト

 

甘酒の種類まとめ

 

たった2種類しかない甘酒ですが、こうして掘り下げてみると意外と違いがあるものです。

 

米麹の甘酒は、お米と麹の発酵で出来上がりますが、酒粕(日本酒)はお米と麹に酵母を入れて発酵させただけですので、ほとんど同じもののように思いますが、いろいろと違いが出るものですね。

 

これらは栄養素や性質にも違いがあるから、本当は目的に応じて飲み分けるとより効果的に甘酒を活用できると思います。

 

そんなの見分け方については【甘酒を酒粕と米麹で最適に飲み分ける方法とは?】もご覧ください。

 

 

甘酒の優れた効果の元は「こうじ」。
その「こうじ」と酵素がたっぷり詰まったすごいサプリ!

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

ベルタこうじ生酵素

 

関連ページ

甘酒の適切な飲みわけ方
甘酒には、酒粕と米麹の2種類があります。原料も製法も違って、各々性質に違いがありますので、含まれる栄養素にも違いが見られます。どんな効果を求めるかによって、選ぶべき甘酒は変わってきますので、正しく飲み分ける方法をこちらではお伝えしようと思います。
「飲む点滴」は誤解かも!?
甘酒はよく「飲む点滴」なんて言われ方をしますが、「それってどういう意味?」と疑問に思う人。栄養豊富という意味なんでしょうか?「でも、それって本当なの?」と思いませんか。そもそも点滴の中身は何が入っているんでしょうか?そんな疑問にお答えしていきます。
「甘酒は太る」ってホント?
甘酒と言えば、香りが特徴ですが、同時に「甘ったるい」という印象を持っていませんか?甘酒は比較的低カロリーでダイエット効果があると言われますが、実は飲み方によっては、逆に太ってしまうというのをご存知でしょうか? ダイエットに使うなら必ず知っておいた方がいい扱い方をご紹介します。
甘酒を間食代わりに使ってダイエット
悪いとわかっていても、なかなか止められない間食。我慢してストレスになるくらいなら、お菓子の代わりに甘酒に置き換える方法が有効です。甘酒は、低カロリーで腹持ちがよく、しかも健康に良い栄養がたくさん含まれていて、ダイエット効果まであると言われています。
甘酒はお酒?それともソフトドリンク?
酒粕には8%のアルコール分が含まれており、酒粕からつくる甘酒にもしっかりとそれが入っています。市販のものは、濃度調節がされていますが、家庭で手作りする場合はアルコール濃度が高い場合がありますので、運転前やお子さん、妊婦さんは特に注意が必要なことがあります。
甘酒は温めすぎると効果がなくなるってホント?
甘酒は手軽に飲める健康食というイメージがありますが、意外とデリケートな飲み物なんです。作るときの温度の影響を受けやすく、効果が半減するということもあります。それもこれも甘酒が生きているからこそですが、いったい何度なら大丈夫なのか?温度管理に注意して作る必要があります。
甘酒にも含まれるコウジ酸とは?
コウジ酸とは、医薬部外品の有効成分として厚生労働省から認められた効果の確かな成分です。そんな頼もしい成分が、なんと甘酒には含まれています。今では国内外を問わず薬用化粧品に配合されているコウジ酸と麹、麹菌について。それからコウジ酸の副作用までを解説します。